諭吉とのつながり

手元に読みたい本が2冊ある。
二つの表紙を見比べながらどちらを先に読もうか考えた。
どちらもなかなか魅力的な本である。


一つは「私塾のすすめ」、そしてもう一つは
「心はどのように遺伝するか」という本である。


どちらを先にするかと悩むのに時間をかけるのも
もったいないので、どちらも最初の30ページほどを読み、
どちらを先にするか決めることにした。


そして、2つの本を読んで驚いた。
どちらの本にも冒頭に「福沢諭吉」が登場してきたのだ。
全く異なるジャンルの本2つの本の冒頭に「福沢諭吉
という単語が出てくるとは。しかも2度目に遭遇したのは
最初の本で遭遇してからわずか15分後ほどであった。


単純な発想だが、諭吉が僕を呼んでいるような気がする。
彼の本を読んでみようかと思った。「学問のすすめ」。
タイトルはあまりにも有名だが、
実際に読んだことがある人は少ないのではないか?
たまにはそういう古典を読むのもいいことだろう。


一万円札の肖像になるくらいの人なのだ。少なくとも、
千円札の夏目漱石よりすごい人だと思ってよさそうだ。
しかし僕自身は、福沢諭吉夏目漱石よりも10倍価値のある
業績を残したのかどうか全く知らない。
彼がなぜ一万円札なのか、その理由を理解してみたいものだ。