とある高校生の一途な姿勢

早朝の地下鉄で、隣の女子高校生が何事かを一生懸命、ノートに書いていた。
僕の方も、その日にすべきことを手帳に書き出していたので、
あまり隣の高校生のことは気にとめていなかった。

しかし、15分ほど経ち、自分の手帳に書くべきことがなくなると、
その高校生のことが気になりだした。
まだ、カリカリと相当早いスピードでノートに文字を書き込んでいたからだ。


ちょっと横目でそのノートを覗いてみた。すると、
ノートの一番上に太いペンででかでかと、「日本一に必ずなる!!全国制覇」と書かれていた。
そして、彼女はその下に細かい文字をびっしりと書き込んでいたのだ。

ちょっとその熱さに圧倒された。
全国で優勝するといことに対して、それだけ言葉を書き続けることができる
想いの強さを素晴らしいと思った。
何のスポーツかわからないが、きっと彼女は活躍するだろう。