ボケ具合の判定が難しい

昨日「影の現象学」を紹介する文章を書いていたら、
その本の中で紹介してあった内容を思い出し、
に多少関連することを書いてみようかと思った。


そのキーワードとは「偶然の一致」を意味するユングが提唱した言葉であった。
しかし、その言葉がどうしても正確に思い出せなかった。
本が手元にあればいいのだが、その本は友達によく貸し出すので、
どうやら紛失してしまったようなのだ。


だいたいこんな感じの言葉ではなかったかと、なんとなく思い浮かんだ言葉が
共時性」、「シンクロにティー」、「コインシデンス」という3つ。
だが、どこか今一歩な感じがぬぐえない。どれも間違っているような気がするのだ。


僕が思い出したい「偶然の一致」を意味する言葉は「影の現象学」を
紹介してくれた友人がどうしても覚えきれなかった言葉で、かつて
「これぞまさしく、あれ、あれ、えーと、河合隼雄にでてきてた、
 あれだよ、あれ。えー、なんだっけ。」
と何度も僕に助けを求めた言葉であった。


そのたびに「言いたいのは●●●●●●だろ。」
と思い出させてあげると彼は激しくうなずくというのを繰り返した言葉だ。
そのたびに僕は軽い優越感を持つことができた言葉だ。
あれから5,6年経ったとはいえ、今度はそれを自分が忘れるとは。
ちょっとショックであった。


ここまでくればどうしても思い出さなければ気が済まない。
そこでgoogleで検索してみた。まずは「共時性」という言葉を検索。
それで出てきた言葉はなんと「ユング」、「シンクロにティー」、「コインシデンス」。


そう、自分がちょっと違うと思っていた言葉は
実は全部正解で、ほぼ同意義のようであった。
うーん。ちょっとショック。これは単なる物忘れよりも
ボケ度が重篤なのではないだろうか。
みなさん、どう思います?