うさんくささ

研修で3日間ほど東京に行っていた。
仕事ではなかったため、多少余裕があり、
研修が終わってから友達と会ったり、映画を見たりと
東京ならではのことに時間を費やした。


東京らしいこととして印象に残っているのが、
1.人の多さ (歩道に人が多すぎて間を縫って走れない)
2.ホットペッパーの厚さ (福岡版の3-4倍の厚さ)
3.東京タワー (研修会場が隣のビルだった)
4.渋谷の交差点の人の波の迫力
 (待ち合わせのためカフェからそれを40分ほど眺めていたら怖ろしくなった)
5.時をかける少女というレアな映画
6.うさんくさいタイプの人間との出会い


この中で何が一番印象的だったかというと、
6の「うさんくさいくさいタイプの人間」です。
二番目は「時をかける少女」です。これもかなり印象的だった。


僕の周辺には「うさんくさい」というタイプ人間はあまりいない。
だが今回参加した研修ではそういうタイプの人間と3日間をともにすごした。
その人は第一印象から「うさんくさい」という匂いをプンプンと発散させていた。


特にそれが驚きだったのは、その人物が僕と同世代の人だったからだ。
同年代の人間がそれほどまでに「貫禄のあるうさんくさ」を身につけているとは!!
うさんくささが板についていると表現すればいいのだろうか?
将来、もし優秀なペテン師というものに出会うとすれば、
おそろくこういうタイプの人間だろうと思った。


実際に3日間過ごすと、彼がなかなか優秀な人間だということがわかってきた。
うさんくささと真面目さや優秀さを同居させることのできる同世代の人間が
東京にはいるのだということに本当に驚いた。


僕は絶対にそのような人間になれないし、なりたくもないが、
「うさんくささ」というのは一種の人間の活力を示すものなのかも知れない。
もしかしたら、こういうタイプの人間が社長とかになるのかも知れないと思った。
なかなか面白い奴だった。彼との出会いは大いに刺激になった。