冒険をする
たまに冒険をするとがある。
昨夜、猛烈に喉がかわき、
喉を潤すために缶ジュースを買いに一番近い
自動販売機まで足を運んだ。
しかし、欲しいものがそこには見あたらなった。
さっぱりしたものが飲みたかったのに、
あったのはコーヒー関係とお茶とコーンポタージュと
炭酸系の飲み物だった。
一通り商品を眺めて、深いため息をつき、
さてどうしようかと考え始めたとき、
炭酸系の飲み物の中に一つ見慣れない商品が置いてあった。
その商品名は「ドクターペッパー」。
全体的に赤紫の色で、真ん中でセクシーな女性が
腰をくねらせながら、歌を歌いながら踊っているという
とても怪しいもの。
その商品に目をこらすと
「20種類以上のフルーツフレーバのブレンドがこの味のヒミツ」と
書いてあった。まあ、フルーツジュースは嫌いではないので、
この怪しげな商品を試してみることにした。
購入するとき、「人生は冒険だい!」と呟いた。
だが、その冒険は失敗に終わった。
いままでお金を払って飲んだもののなかで一番まずかった。
何故か京都名物の八橋の匂いがした。
どこがフルーツフレーバなのかいまだに分からない。
ジュースの開発室にあった香料を適当に混ぜちゃった結果です。
といような代物です。
せめてその奇抜なパッケージをご覧ください。