目指せ、寄席デビュー

試してガッテンの司会者の志の輔さん。
彼は本当は落語家だということは知っていたが、
彼の落語を聞いたことも、聞こうと思ったこともない。
そもそも、落語なんて、笑点に出る人くらいしかまともに顔を知らない。
テレビを見ないので、NHKのラジオで落語をたまに聴くことはあるが、
誰が話しているのか等気にかけたことがなく、
ただ、一つのお話を楽しむ程度であった。


しかし、僕が唯一好きな娯楽テレビ番組の「水曜どうでしょう」の
ディレクターが、そのブログで志の輔の落語をべた褒めしていた。
それがきっかけの一つで、今回彼の落語のCDを買って聞いてみた。


CDに収録されていた落語の一つは新作落語で「みどりの窓口」。
傑作であった。江戸っ子風の切符を求める威勢のいい客との
やりとりはすばらしい。
深夜1時過ぎに、一人で声を上げて笑っていた。

そして「しじみ売り」もまたよかった。
「話し」というものを極めればここまで人の心を揺さぶることが
できるのかとうことを感じ入ってしまった。


落語は素晴らしいということをこの年になって認識した。
CDを聞くと、この話をしている志の輔さんの顔を見ながら、
落語を楽しみたいという欲求が高じてしまった。
今年は寄席に行くかもしれない。