職場でも涙、家でも涙

友達のブログで紹介されていた、九州新幹線のCM。
何気なく職場の昼休みそれを見たら、不覚にも胸がいっぱいになり、なんだか泣けてきた。
そして家で改めてみると、やはりなんだか泣ける。


カンヌ国際広告祭「金賞」。
見たら、「金賞」の意味を納得。
見なけりゃわからん。

とある高校生の一途な姿勢

早朝の地下鉄で、隣の女子高校生が何事かを一生懸命、ノートに書いていた。
僕の方も、その日にすべきことを手帳に書き出していたので、
あまり隣の高校生のことは気にとめていなかった。

しかし、15分ほど経ち、自分の手帳に書くべきことがなくなると、
その高校生のことが気になりだした。
まだ、カリカリと相当早いスピードでノートに文字を書き込んでいたからだ。


ちょっと横目でそのノートを覗いてみた。すると、
ノートの一番上に太いペンででかでかと、「日本一に必ずなる!!全国制覇」と書かれていた。
そして、彼女はその下に細かい文字をびっしりと書き込んでいたのだ。

ちょっとその熱さに圧倒された。
全国で優勝するといことに対して、それだけ言葉を書き続けることができる
想いの強さを素晴らしいと思った。
何のスポーツかわからないが、きっと彼女は活躍するだろう。

シャクナゲ色とは

福岡県豊前市犬ヶ岳(1130.8m)の稜線はシャクナゲが満開であった。

中学校で習った尾瀬の歌にシャクナゲが出てきていた。
あの有名な「夏が来れば思い出す、はるかな尾瀬・・・」という歌だ。


それ以来、シャクナゲ尾瀬まで行かなければ見ることのできない
とても貴重な花なのだと思い込んでいた。それはおそらく、
「石楠花(しゃくなげ)色にたそがれる。はるかな尾瀬 遠い空」という部分が原因だと思う。

「はるかな尾瀬」、「遠い空」とかいう言葉が続くとずいぶんと貴重なものに思えるのも無理はない。


しかし、ある程度高い山であれば、近場の山にも咲いているのだ。
今回はじめて、満開のシャクナゲを見ることができた。


稜線上にはこのような情景があちらこちらに。
新緑に映えてとても美しかった。


来年のこの時期も機会があればまた行きたい。
いい山であった。

核爆発の可能性に関する報道の不可思議

原発に関する大手の新聞やテレビの報道にはやはり問題がある。
地震後、核分裂反応(核爆発(核暴走?))が起きた可能性が専門家より指摘されている。


一つは3月15日の3号機での爆発が、単なる水素爆発ではなく核爆発を伴っていたこと。
米国フェアウィンズ社のアーニー・ガンダーソン博士(スリーマイル原発事故の調査団のメンバー)が
1号機と3号機の爆発の規模の違いや、3号機では、はっきりと赤い閃光が観察される点などを
根拠に燃料プールにあった核物質が核分裂反応(核爆発(核暴走?))を起こしていた可能性を指摘している。
http://www.youtube.com/watch?v=P4KXX24Dv1U
この映像を僕が目にしたのは一週間以上前であったと思うが、
その時は一つの可能性指摘しているだけで、それが真実である可能性は低いと考えていた。


しかし、今日、京都大学小出裕章先生も、5月4日のラジオで
3月15日の爆発が核爆発(核暴走)であった可能性を指摘していたことを知った。
根拠は群馬県高崎市にある、通常は諸外国の核実験の監視を行っている
高崎放射性核種監視観測所において、地震から4日後の3月15日の時点で
半減期の短いヨウ素が大量に観測されていたことだ。


3月11日の時点で制御棒により核分裂反応は停止しており、
それ以降、原発ではヨウ素は生成されていないはずである。
それにもかかわらず、3月15日になって大量のヨウ素が検出されたことは
新たに核分裂反応が起こったことを考えなければ説明がつかない。
http://www.youtube.com/watch?v=QfMsauUspfI


ガンダーソン博士と小出裕章先生という全く異なる立場の専門家が
具体的な証拠をもとに核爆発が起こった可能性を指摘している。
なのに、これに関する報道がなされているようには思われない。
何故?


東電は具体的なデータを最も持っているから、その内部の専門家は
恐らくその可能性に気が付いているであろう。
しかし彼らは自らに不利な情報を隠蔽したいからそれを自ら言及するはずはない。
問題なのは新聞やテレビがそのような情報に触れない点だ。
何故?


東電等の電力業界は日本のマスメディアの有力な広告スポンサーである。
そのことで筆が鈍っているのか?
せめてHNKだけはそのような可能性を報道してもよさそうなものだ。
何の為に受信料を広く集めているのか? 


報道に携わる人々が意図的ではなくとも、
ネガティブな情報をできるだけ国民に伝えないようにしているのであれば、
それは都合のよい情報しか伝えられないあの戦争の時と同じ状況だ。


半世紀前の日本。そこには、
厳しい現実から目をそらし、過度に楽観的な見通しに立って戦争を指導した人々がいた。
そのことによって発生した理不尽な状況に立ち向かわされた兵士達がいた。
そして最終的に金に換えられぬ高い代償を支払うことになった国民いた。


これらの不幸な日本の歴史を過去のことだと一笑に付すことができない。
2011年の現在、僕は今、全く同じ構図をこの日本に見ている。


報道に携わる人たちよ。
真実を追求し明らかにすることにもっと真摯であって欲しい。

カヌーで波に乗る方法

(1/5)波が十分に大きいことを確認します。

(2/5)波を乗り越え沖に出ます。
   波が垂直な壁に見えても、カヌーを信じ続けます。

(3/5)大波をつかまえ全力で漕ぎだします。

(4/5)信じられないスピードが出ますが、
   波に対して角度を保つためにさらに全力でこぎ続けます。

(5/5)崩れてきた波に囲まれても最後まで笑顔で喜び続けます。

おしまい。
(この方法の検証はくれぐれも自己責任にて。)

もっとセロリを

近所に四川料理の店がある。
メニューの数が多く、かなりの高確率で、感動的にうまい初めての味に出合える。


先日、職場の同僚らとその店に行き、今まで当たり前すぎて
オーダーするのを避けていた焼き餃子を頼んだところ、ヒットだった。
餃子の中の野菜としてセロリが入っており、その香りと味が
餃子の餡としてはこれ以上のものはないと思わせるほどであった。
日本ではセロリに熱を加えて調理することはあまりないが、肉とよく合う。


今はその店のメニューから消えてしまっているが、
牛肉とセロリの炒め物も本当に美味しかった記憶がある。
考えてみると、餃子にはニラやニンニクといった癖のある野菜を使うが、
それが肉と合うからなのだと思う。そして、セロリも匂いに癖があるという点では、
本質的には肉と合う野菜なのだと思う。

日本の家庭料理でももっとセロリを積極的に使うようにすればいいのにと思う。

喜びの共有

先週の金曜日、一緒に仕事をしている大学の教授から
満開に咲いた桜の写真が5枚ほど送られてきた。
仕事のメールで花の写真を受け取るとは夢にも思っていなかった。


そのメールには、皆さんと春がきた喜びを共有したいと思いました。
という内容が綴られていた。


ちょうどその時、ヨーロッパのとある国のメンバーにメールを書いている途中であったので、
まだまだ寒いであろう、その国に、日本の桜が美しく咲いている様子の写真を送った。
そして職場の隣の席の人達にもついで転送してみた。
皆、職場でそのようはメールを受け取るとることに驚いた様子であったが、
きっと、写真の美しさ、春が来た喜びを共有できたと思う。


ちょっとのことだけど、そういう姿勢って大事なんだろうなあと思った。
送る方も嬉しくなる。


ここでは、僕が春の到来の喜びを感じた風景を共有できたらよいなあと思う。
これは海辺の岸に自生していた山桜です。