お片づけの歌と僕の精神的成長の軌跡

「お片づけ〜♪ お片づけ〜♪ さあさあ、みんなでお片付け♪」って歌知っていますか?
僕の幼稚園では、毎日何度も歌わさたので、未だによく覚えています。


この歌のピアノ伴奏が始まると、
体が勝手に物を片づけ出すというレベルにまで反復させられていた歌である。
大声で歌いながらオレンジ色のハサミを
所定の位置に戻すシーンをいまだにしっかりと記憶している。
おらく僕の幼稚園だけではく、全国的にもかなり有名な歌だと思う。


あの歌の作者は、日本中の幼児にお片づけの訓練をさせていたと考えると偉大である。
しかし残念ながら、お片づけに関する僕の成長は、この歌のレベルでぴたりと止ってしまった。


お片づけの歌をしっかり習った幼稚園を卒業した後、
「整理整頓」という言葉は、たくさんの大人から頻繁に聞かされたが、
それについて真面目に考えたことは一度もなかった。
それが特に大切なことだとも思わなかった。


遠因として、整理とは、幼稚園で「♪お片づけ〜」歌いながらやる、
幼稚な行為だという思い込みがどこかであったからだと思う。
また、なぜ片付けが大切なのかを納得いくように語ってくれる大人もいなかったように思う。


整理というものに対する考え方が幼稚園レベルで止ってしまっていたことは後悔している。
整理というものは奥が深い。それは、本屋に行けば「整理」というテーマで
山ほど本が書かれていることでも確認できる。


ところで、最良の整理方法ってあるのだろうか?
そんなことを少し考えてみた。(続く....)