整理状態の維持コスト + 検索コスト

整理というものは奥が深い。
それは、本屋に行けば「整理」というテーマで
山ほど本が書かれていることでも確認できる。
ところで、最良の整理方法ってあるのだろうか?
そんなことを少し考えてみた。


ただ、漠然と最良の方法とはなんぞやと考えても、
方法なんて人それぞれだし、整理する対象によりけりだよなとも思う。
このように考えると思考か先に進まない。そこで逆に次のように考えてみる。
もし最良の整理法が実行したならばどのような状態が生まれるであろうか?
また、最高に整理された状態はどのように表現できるだろうか?


例えば、よい整理が実現しているならば、おそらくすぐに物が見つかるだろう。
だが、そのよい整理状態を実現するために、
毎日多くの時間を整理整頓に費やすのならばそれは本末転倒だろう。


だから、僕は最良の整理方法とは下に示す式を最小にするものだと考える。


  検索時間(コスト) + 整理状態の維持時間(コスト)


僕はこの2つの項のうち、特に後者について知恵を絞るべきだと考えている。
昨日またえもんさんが指摘してくれたことも、
いかにお手軽に整理状態を実現するかという後者に関する知恵だと思う。


僕も最近は意識して、分類不能箱みたいなバッファを常にあらかじめ
用意しておくことを心がけている。
日々生活していくと、どうしも当初の分類に当てはまらないことが絶対に出てくる。
その時に、悩む時間がもったいないし、考えても分類不能は分類不能なのだから、
分類に3秒迷ったら即、分類不能のなんでも箱に入れている。


実際、後者に関しては工夫の余地が大きいと。
例えば、5年くらい前にベストセラーになった、「超整理法」というのは、
どちらかというと、整理状態の維持時間(コスト)をいかにかけないようにするかという
後者の事項に関するアイディアが盛りだくさんであったように思う。


超整理法」では、すべてのデータの分類に時間という一つの基準しか用いないという
シンプルでかつ普遍的な、割り切った考えを押し通すところにある。
これだと、日々のデータを時間順にまとめていくだけで、分類に迷うことが絶対にない。
ほぼコスト0で整理状態が出来上がってしまう。
乱暴なように見えるがよく考えらた方法だと思う。


僕の場合、・・・・(続く)