ロールモデルの喪失

約一年ぶりに自分のブログ、そしてそのリンク先を見る。


なぜパタリとブログを書くことを止めていたのか?
なぜ、また一年ぶりに書いているのか?
その理由が、漠然とだが、わかる気がする。


ただ、仮にその理由がわかったとしても、おそらくその理由はそんな単純なものではない。
ということだけは確信している。


だが、かといって、文章で表現できないほど複雑か?
というと、おそらくそんなことはない。


いろんな理由により、書かなかった。書けなかった。書きたくなかった。
ただただ、そんなところなのだと思う。


本は若者に生き方の色んなモデルを提示するよい媒体だと思う。
これまでを振り返ると、本の中で発見した「憧れ」のようなものを、
現実の世界で体験したり、実現したりしてきた。


過去に感じた本での「憧れ」のようなものと、これまで体験してきたことや、
今の現実の状態はそれほど大きくは離れていないように思う。


ただ、この現実をさらにどう展開していくべきか?
ということについて、私は過去10年の私と比較して、具体的な展望を描けていない。


少なくともこれまでの延長線上そのままに未来を展開していくのは
わくわくしない、ということはなんとなくわかる。
一昔前、「憧れ」のようなものを感じた本を、4,5冊ざっと読んだ。
面白かったが、わくわくはしなかった。


想像力をたくましく働かして、本にはない、ロールモデルのない、
未来を創造していかなければならない地点に来たのだと思う。


仕事自体は、去年一年間やったことは、その前の一年間内容と大きく変わらなかったと思う。
だから一年過ぎるのが恐ろしく早かったのだとも思う。
だが、少し自分の立ち位置や考え方は少しだけ、一年前と変わったと思う。


例えて言えば、昨年も今も、水の中でともかくもがいていることには変わりない。
だが、昨年は水の中で方向もわからず、ともかくもがいていただけだった。
今は、もがきながらも、水面からぽっかりと顔を出したような感じか?


ロールモデルはなくなった。
少し寂しいが、それを探しまわる必要はないのは、よいことなのかも知れない。
ただ、自身の想像力と創造力を逞しく。